データベースシステム (2025 年度前期)
- 第 1 回: スタートアップ授業 / データベースシステムの概要
- 第 2 回: SQL の概要
- 第 3 回: SQL によるデータベースの作成
- 第 4 回: SQL によるデータの検索
- 第 5 回: SQL による高度な検索
1. URL
2. 担当者
中村 遼 E-mail: r-nakamura[atmark]fukuoka-u.ac.jp 居室: 14 号館 3 階 313 オフィスアワー: 月曜日 1 限
3. 連絡
- 4/8 出欠は、カードリーダ上の記録で管理します。 授業に出席したら、カードリーダに学生証を触れさせてください。
4. スケジュール (予定)
1. スタートアップ授業 / データベースシステムの概要 25/ 4/15 2. SQL の概要 25/ 4/22 3. SQL によるデータベースの作成 25/ 4/29 4. SQL によるデータの検索 25/ 5/13 5. SQL による高度な検索 25/ 5/20 6. SQL のその他の機能 25/ 5/27 7. 関係データモデルと関係代数 25/ 6/ 3 8. 前半の総復習 25/ 6/10 9. データベースの設計 25/ 6/17 10. astah* を利用したデータベースの設計 25/ 6/24 11. 正規化と一貫性制約: 第一正規形 25/ 7/ 1 12. 正規化と一貫性制約: 第二正規形・第三正規形 25/ 7/ 4 13. トランザクション管理と同時実行制御 25/ 7/ 8 14. データベース管理システム 25/ 7/15 15. 後半の総復習 / 授業アンケート FURIKA の実施
5. 到達目標
- [O1] データベースの重要性およびデータベースのモデルを理解できるようになる
- [O2] SQL を利用して、データベースを操作できるようになる
- [O3] E-R 図を用いながら、簡易的なデータベースを設計できるようになる
- [O4] 関係データモデルおよび関係代数を理解できるようになる
- [O5] 第一正規形・第二正規形・第三正規形および一貫性制約を理解できるようになる
- [O6] トランザクション管理/同時実行制御およびファイルアクセス方式の概要を理解できるようになる
6. 成績評価
平常点を 20%、定期試験の得点を 80% で重み付けした得点と、 定期試験の得点を 100% とした得点とのうち、 大きいものを最終的な成績とします。
7. 参考書
- 速水治夫・宮崎収兄・山崎晴明, "データベース", ISBN 4274132544
- 増永良文, "リレーショナルデータベース入門 [第 3 版] —データモデル・SQL・管理システム・NoSQL—", ISBN 978-4781913902
8. 確認テスト
- 問題は、確認テストを実施する直前に公開されます。
- 持込はなしです。 ただし、確認テストの問題を閲覧するために、PC・タブレット・スマートフォンを用いるのは構いません。 確認テストを解いている間はこれらの機器を他の用途には用いないでください。
- 答案用紙には手持ちのノート・ルーズリーフなどを用いてください。 所持していなければ、A4 の紙を配布します。
- 確認テストを終えた後には採点してください。できれば、周りの人と答案を交換し相互に採点してください。
- 採点された答案を撮影し、以下のフォームから提出してください。 提出の期限は、確認テストを実施した当日の 11:59pm (JST) です。
Microsoft Forms (学内関係者限定) https://forms.office.com/r/VFsV6pduqA
9. 第 1 回: スタートアップ授業 / データベースシステムの概要
9.1. 資料
10. 第 2 回: SQL の概要
10.1. 資料
10.2. 確認演習
演習 1
Wikipedia の「Relational database」のページ (特に、最初の第一段落) を読み、 その上で RDB (Relational DataBase) と RDBMS (Relational DataBase Management System) を、 その違いに注意しながら、 それぞれ簡潔に説明しなさい。
Relational database https://en.wikipedia.org/wiki/Relational_database
演習 2
まず、以下の前提を置く。
- 表 成績を考える。
- 表 成績を構成する列は、学籍番号・科目・得点の三つである。
このときに、自然言語で記述された RDB への問い合わせを SQL の構文で 表現しなさい。
- 表 成績に登録されている科目名を求める。
- 表 成績に対して、50 点未満の得点を取得した学生の学籍番号を求める。
10.3. 略解
演習 1
- RDB は、データの関係モデルにもとづくデータベースである。
- RDBMS は、RDB を維持するために用いる DBMS である。
コメント: では、DBMS とは何でしょう。
演習 2
- select 科目 from 成績
- select 学籍番号 from 成績 where 得点 < 50
11. 第 3 回: SQL によるデータベースの作成
11.1. 資料
11.2. 演習の進め方のヒント
第 3 回〜第 6 回は演習という形式ではありますが、 レポートの提出などを課しません。 皆さんの方法で進めてください。
とはいえ、私から提供できる進め方のヒントを紹介しておきます。 以下のように進めるとよいでしょう。
- まず、(色々と試してみたい気持ちをおさえて) 担当者による解説を集中して聞く。
- 解説をもとに実際に試してみる。この際、発行した SQL クエリとその結果をまとめておくとよいです。
- 略解を参照しなくとも、演習に答えられるようになる。
- 学んだことを活かし、自分なりに演習をアレンジする。
- 確認テストに備える。
ぜひ 2. 以降は、周りの人と相談しながら取り組んでください。
ちなみに、もし、理解を無視し演習を終わらせたいのであれば、 講義資料における略解を黙々とコピペすればよいでしょう。 当然ながら、皆さんの貴重な時間を浪費しているだけですので、 全くオススメしません。 せっかく授業に出席しているのだから、 その時間と資源を最大限に活用しましょう。
11.3. 補足: paiza.io を用いた演習の進め方
MySQL をインストールできなかった方向けの補足資料です。
解説ビデオ https://fukuoka-u.box.com/s/52dmqjch80z3bibfs75vf00uildsl0gw
11.4. 確認演習および略解
講義資料を参照されたい。
12. 第 4 回: SQL によるデータの検索
12.1. 資料
12.2. 確認演習および略解
講義資料を参照されたい。
13. 第 5 回: SQL による高度な検索
13.1. 資料
13.2. 確認演習および略解
講義資料を参照されたい。